凛香、かの方から新しい指令が出たよ。最近流行りのものの調査らしい。
最近のトレンドだと リース会計基準? それか インボイス制度?
Non, non. ChatGPT だって。
えー、会計も税務も関係なくない?
えーと「これからは経理もChatGPTくらい使えないと時代に乗り遅れる。活用すれば『メメント経理』の更新スピードのアップも見込める」とのこと。
了解。返す言葉がないから頑張ってみるよ。
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まずはおさらい。ChatGPTとは?
Chat
日本でチャットが広まったのはLINEの功績が大きいかな。スマホやパソコンを持っていて、チャットを使ったことがない人はほぼいないよね。
僕たちの軽快なトークもチャット形式でお届けしてるし
ChatGPTもチャット形式の対話型だけど、この名称を考えた人を尊敬したい。
ChatGPT以外にもこの手のサービスはあるけど、圧倒的な知名度は、内容もさることながら、ChatGPTの名前勝ちの側面もありそうだね。
G
GenerativeGはGenerativeのG。ちょっと前までは「子孫を残す力=生殖能力がある」ってことで使われることの方が多かったのに・・・
geneが遺伝子で、generateが生み出すで、ラテン語由来の単語かな。生成AIの生成が、このGenerativeの訳だね。
ChatGPTもまさにこの生成AIの一種で、コンテンツを生成する力、アウトプット能力を持っていることが特徴と言える。
この対比となるのがチャットボットで、チャットボットは条件に当て嵌めて決められた言葉を返すだけで、その場で新しいものは作らない。
だからチャットボットの回答はハマれば正確で的確だけど、組み込まれていない内容には「担当部署が違います」と言われた時のような気分になる。
一方、ChatGPTにChatGPTが苦手とするような質問してしまった時は、出てきた回答に、何だかバカだなーと思ってしまうことになる。
P
Pre-trainedPはPre-trained。使ったことない単語だけど、多分意味はわかるよ。
pre-は有名すぎる接頭語だよね。trainは電車の方じゃなくて、trainingのtrainで過去分詞だから・・・
前もって訓練された >>> つまりChatGPTは大量のデータを与えられてルールやパターンを学習した状態ってわけだ。
T
Transformerそして最後のTはTransformer。形(form)を変えるってことだけど、ITの世界においては1つの意味のある、うーん、なんて言ったらいいのかな、手法、設計、モデルになってしまっていて、これが何かは正直考えない方がいいと思う。
来た、凛香の思考停止!
いや、数式で説明するようなものを文系出身のわたしが容易に理解できるなんて思うのが間違えでしょ。わからなくてもChatGPTは使えるし。
文系的に補足すると、英語や現代文の試験の問題をどうやって解くかみたいな話で、真っ向から文章を読んで今まで生きてきて得た感覚を頼りに解くのではなくて、文章の中の重要な単語を見つけ出してその位置や他の重要な単語との位置関係などから割り出していくやり方。
予備校の先生が「意味がわからなくても解けるぞ」と言ったあれのすごいバージョン。
テストの本文でなく、Pre-trainedした大量のデータから割り出すのだから異次元すぎる。
さっそく登録しよう!
じゃあ、ChatGPTに登録するよ!
あれ、凛香ってチャッピー既に登録済みじゃない?
試しに使った時は捨て垢として登録した気がするので、有料版も使ってみたいし、改めて登録するよ。
ってチャッピー? ChatGPTのこと?
そ。長いでしょ、チャットジーピーティー。伸ばし音が多いと言いにくいし。
細かい登録方法はいくらでも紹介してくれるサイトがあるからここでは割愛して、登録の際に引っかかったことだけを書き残しておきたい。
Get started
まずは公式ページに辿りくこと。そしてアカウントを作るのだけど、普段ITに慣れていない人がワイドショーで見て「ちょっと使ってみようかな」と思っても、いきなりスタートで挫折してしまうのではと思う。
Google検索でちゃんとOpenAIのサイトがトップに来るので、詐欺サイトに捕まることはないと思われるものの、このページでよいの?と不安になる人もいるかもしれない。
Get startedの文字とともに置かれている Log in と Sign up のバナーだけのスッキリしたページ。
広告が溢れかえるサイトが多い中、個人的にはシンプルで好印象だけどね。
英語のサイトに抵抗があれば、Chromeなどでサイト全体を翻訳できるけど、ログインすれば日本語でも使えるのでその必要はない。
初めてじゃないけど初回として今回はSign upでアカウントを作るよ。
個人情報を聞かれる
メアドまたはGoogleなどのIDで登録するとメールが届く。
メールのリンクをクリックして完了!ではなく、そこからアカウントの作成となり、名前と電話を聞かれる。
なるほど。凛香はここでマリーアントワネットと入れたのだね。
無料版ならどんな文字を入れても多分困らないけれど、有料版を使うならクレジットカードを登録することになるので、カードの名義と同じでないといけない。
固定電話じゃダメなんだね。
アルファに参加する
日本語で使いたければ、ChatGPTの画面の上部に出ている「アルファに参加する」というのを押す。
別にアルファに参加しなくてもチャッピーとのやりとりは日本語でも可能。
ChatGPT使用上の注意
ー3日後ー
何となくわかってきたから、チャッピーの注意点をまとめておくよ。
Google検索なら自分でやろう
ChatGPTは2021年9月までの情報でできている。だから検索エンジンの代わりにはならない。
情報のソースも教えてくれないので、どのくらい信用できるかの判別も難しい。
そもそも検索エンジンで調べるのにそれほど時間が掛からないし、うまく検索できないーーという時はChatGPTも求めてる回答をしてくれない可能性が高い。
有料版なら最新の情報も扱えるのだけど、Pre-trainedとはちょっと違う感じがするんだよね。
その辺の報告はまた次回に期待しているよ。
Googleの周回が間に合わないくらい最新の情報だと、日本では今までTwitterが早かったけど、今後はどうなるのかな。
優秀なプロンプトエンジニアを目指して
prompt:「促す」という意味から転じて、IT用語としてはシステムの操作時に入力や処理などを促す文字列を指す。指定されたプログラミング言語を使用して記述しないと当然反応してくれない。
エンジニアになんてなれっこないよという文系組でも安心してほしい。ChatGPTには自然言語で指示するので、プログラミング言語の知識は必要ない。
ChatGPTはチャット形式なので会話をしているように見えるけれど、あれも立派なプロンプト。
的確なプロンプトを書ければ、思ったような回答をくれる。
チャッピーは言葉での返事だけでなく、ファイルを作ったり、画像なんかも作れちゃうのだけど、それも的確なプロンプトがあってこそ。
コードを書かないエンジニアの時代が到来した。
チャッピーにお礼を言わない
凛香は相変わらず失礼なやつだなあ。
これ結構重要だと思っていて、チャッピーに指示を出す時は人にお願いするように分かりやすくとか考えると、その返事に思わずお礼を言いたくなっちゃうのだけど、チャッピーは心を持たないからその必要はないよね。お礼を喜んでくれる動作はできるけれど、時間の無駄だなって。
効率化を目指してチャッピーを使うなら必要ないってことだね。
うん。会話を楽しみたいならそれでもいいけど、それはヒトとやればいいんじゃない?
チャッピーで出来た時間で友だちにメールでもしよう!
ただ、今の回答がよくてその調子で進めたい時は、褒めたりするのも効果的。同じようにやればいいということが伝わるから。
うまくいかない時は新しいチャットにしてみる
チャッピーは良くも悪くも毎回同じ回答を返すわけではないので、New chat にして同じ内容を送ってみるのもあり。
有料版を使っている人は、どちらでもできる内容ならGPT3.5とGPT4を変えて送ってみるのも。
同じチャットじゃないほうがいい?
ここまでのやりとりを踏まえているので、リフレッシュした方がよい気がする。
それから、個人情報や機密情報の扱いやファクトチェックについてもだけど、これってインターネット全般の注意点なので、ここでは省略。
プロンプト基礎編
最後に現時点でわたしがチャッピーに指示する時=プロンプトを書く時に気をつけてるポイントを。
ペルソナの指定
あなたは小学生の先生です。
検索はチャッピーの得意分野じゃないので、じゃあ何をしてもらうのかって言うと、文章を書いてもらったり、纏めてもらったり、添削をしてもらったり、質疑応答集なんかを作るのもお手のもの。
その際にどの立場でということで成果物が変わりそうな時は、どのような人物になりきってほしいか指示する。
成果物の型を決める
400字くらいで説明して。フレンドリーな感じで。
なるべく少ないやり取りで回答を得たいので、最初から回答の形を決めてあげる。
でも細かい指定をしすぎない方が良い回答が出たりすることもあるんだよね。
何事もバランスが大事
使ってほしい情報を積極的に提示する
GPT4があればPDFやWebページを直接参照できるので、面倒に思わずしっかり明示すると、精度が高まる。
GPT4の機能ももっと使ってみたいし、Chromeの拡張機能でもできることが色々ありそうなので引き続き使っていくよ。
完璧を目指すといつまでも始められないから、チャッピーの力も借りつつメメント経理の次の記事を進めるといいと思うよ。いやー、次に記事も楽しみだ。
です